革の両面のうち、体表側を銀面と言い、肉側を「床面」と言うが、床面側には革の線維が見えていることが多く、大きく毛羽立っていることがありその仕上げにも職人のこだわりが現れるのだが、このベルトに使われている革はまさにそれでスエードとはまたニュアンスの違う質実剛健な雰囲気が漂うベルトに仕上げている。つまりこのベルトは、キレイめなカジュアルよりラフなミリタリースタイルなどに似合い、いつも同じベルトで、ただウエストを留める脇役な存在より、主役小物として映えるのだ。そこでこのベルトの特徴だが2枚革を重ねているように見えるが、実はベルト端を5mm幅で削られていてエッジが斜面になっている。これは前にも触れたように、職人のこだわりが現れた仕上げだろう。さらにバックル裏、ベルト裏には共に\"Made in Italy\"の刻印入り。ベルトのサイズは85cm表記でベルトの全長は105cm、幅3.5cm、厚み0.5cm(5mm)。留め穴は5つ空けられいてウエストサイズ84cm 、86.5cm 、89cm、91.5cm、 94cmと2.5cmピッチで5段階にそれぞれ対応。バックルの大きさは、横5.5cm、縦4.2cm、厚み0.8cm(8mm)締め跡はほとんど無く試着程度しか使用しなかった美中古品。「SO by alexander van slobbe」ソー バイ アレクサンダー・ヴァン・スロベ「オランダ・モダニスムの創立者」といわれるアレクサンダー・ヴァン・スロベのメンズ・ブランド “SO” は、日本でも人気だ。彼はアーネム芸術院で、オランダの伝統的グラフィックとリートフェルト、 モンドリアンらの作品に直面させられ、「できるだけ多くのことを省くのが芸術。抽象的であるほど良い」と教育を受けた。